第19回箕面ビール感謝祭に行った

言わずと知れた大阪のブリュワリー「箕面ビール」の感謝祭が開催されたので行ってきました。

http://www.minoh-beer.jp/info-message/3441.htmlwww.minoh-beer.jp


開催地は箕面ビール工場のすぐ前にあるナギノ木公園です。最寄り駅は阪急牧落駅。そこから歩いて大体15分くらい。


大体40分前に付きましたが既にかなりの人数がチケット列に並んでいました。厳密に数えたわけではないのですが、12時の販売開始頃には300人ほどいたと思います。先着100名にはプレゼントがありましたが僕は間に合わず無理でした(プレゼントは小さめのグラスでした)。


チケットは2000円でビールジョッキがついてきて3杯飲むことができます。ジョッキ無しの方はそれよりも安いですが、記念にもなるしジョッキ付きを選択しました。おっさんが苦しんでいるジョッキです。


チケット列のお次はビール受け取り列がすごい。イベント限定ビールなんかは折り返し列ができていたほどです。


サーバからビールを注いで下さいます。


これなんだっけ...確かインペリアル・スタウトだったっけ。ロースト香とコクが楽しめるビールです。うまい!でもこの暑さの中だとやっぱりさっぱりとしたIPAがいいですね。ハラキリIPA良かったですよ。


シートを敷いている方もいれば小さめのテントをはられている方もいました。


アテの出店も出ていました。かき氷も。


Tシャツの販売もありました。


グラスを購入した方はここで洗浄も可能です。

印象に残ったのは、想像以上にスタッフの方々がちゃんと仕事されていたなあということでした。今回、中規模の会場に沢山の方々があつまったわけで、適当にやっていると行列がメチャクチャになってしまうと思うんです。そんな中でちゃんと列の整理をされていたり、このビールはどこにあるかと案内をしてくれたりしていて、予想以上にしっかりと運営されていたなと感じました。

良いイベントでした。ごちそうさまでした。

ツーリングセローオイル交換

3000km走ったのでオイル交換です。


ツーリングセローなのでまずはアルミアンダーガードをソケットレンチで外します。これ取り付ける時かなり面倒くさい。アルミアンダーガードとフレームの間に隙間を設ける溝なしのナットみたいな物があって、溝がないので取り付け時、ポロポロ落ちてきます。うまいこと支えて、フレームの穴に合わせて、一つ一つ締めていかないといけません。二人がかりでやりました。


ドレンボルトより先に注油口のキャップを外します。万が一オイルを抜いた後にここが開かなければバイク屋に行くことすら出来ない。


ドレンボルトを開けてオイルを出します。左右に揺すったりフロントサスに荷重をかけたりしてオイルを抜きます。

抜き終わったらドレンボルトは優しく回していって、抵抗を感じるところまで来たらちょっとぐっと締めてそこで締めるのをやめます。エンジンはアルミなので強く締め過ぎては行けません。

オイル量は1.2L入りますが、こういうのは規定量入れると多すぎるので1.1L入れておきました。

交換した後は宇治川ライン近くにある舗装林道を走ってました。

梅雨が開けたらダートにも行きたいな。

仙禽 かぶとむし を飲んだ

素晴らしい日本酒漫画「いっぽん!!〜幸せの日本酒〜」でも紹介されているこのお酒。

昨日、急に仙禽が飲んでみたくなり、わざわざ京都の市内まで出て買いに行きました。3種類ほどありましたが気になっていたかぶとむしをチョイス。

面白いラベルですね。この「かぶとむし」は夏酒として醸されていて、毎年このぐらいの時期に出ているようです。夏酒だから、かぶとむし、ということのようです。

裏には洒落たメッセージと酒質について書かれています。僕の少年時代についてはもうすっかり忘れてしまいました。

精米歩合50%だからこれすなわち大吟醸なんですよね。しかも無濾過生原酒の中取り。しかしそれらを全く主張しないラベルにしたところは流石というか、感服いたしました。多分、そんなゴチャゴチャと難しいことよりも「かぶとむし」っていう銘柄そのものを感じて欲しいんだと思います。更にフランス語と英語の説明まで。

つまりこの酒は、日本の酒に詳しい人だけの酒じゃないんです。よく知らない日本人も、世界中の方にも向けたお酒なんですね。きっと。

さて、まずは香りから。予想通りフルーティな香り。で、飲んでみるとまず感じるのは大げさすぎるほどの酸味(思わずマジか!!と思った)。そしてぶどうのような米の旨味。第一印象は「ワイン?」と思ってしまうほどの、強い果実感を覚えます。特に酸味の扱いが上手い。こんなに強烈な酸味でも、ぶどうのような旨味がベースにあるから、上手いこと合わさって「甘酸っぱいね」という感想になるのです。いや〜面白い。

さらにこいつは原酒ですがコクはかなり抑えられており、最後には強めの辛味でキレを演出しています。これがまた暑い時期に合う。端的に言うと「さっぱりして、甘酸っぱい」清酒になっているわけです。これが夏に合わないはずが無いですね。

ただ悩んだことが一つ。それは「これ一体どの料理と合わせればいいんや...」ということです。この日は和食の日で、和食だけ作ってたのですがどうにも合わない。スモークサーモンを冷蔵庫から引っ張りだして合わせてみてもちょっと微妙。食前酒には間違いなく良いですが、実際にどんな食べ物と合わせれば良いのか。これについてはどなたかにご教授頂きたいところです。

日本酒の可能性を押し広げた面白いお酒だと思います。これからの時期に是非どうぞ。

七賢 絹の味 純米大吟醸 限定出荷品 あらばしり を飲んだ

七賢はもう僕の好みに合いすぎてて唯一無二の存在になりつつあります。

 
七賢の生酒を初めて飲んだ時、独特の透明感を感じたのを覚えています。これはスッキリしてるとか嫌なアルコール感が無いとかそんなものではなくて、もっと根本的な?部分です。たぶん水では無いかと思うのですが、正直な所この正体はよくわかってません。
 
あと七賢の生酒って、味に起伏があって面白いんです。初めは香り良くて、流行りの味かなあと思って飲むと正にそうなのですが、その後グィィッ!と辛味がやってくる。この辛味がまた絶妙で、嫌な辛さじゃない。さらに最後にはその辛さがスーッと引いていく。なんじゃこのオモロイ酒は!と感激したものでした。
 
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今回友人から頂いたこの絹の味は限定出荷品のあらばしりです。あらばしりはスッキリしてる酒が多いですが、その分旨味がどうなってるか気になる所でした。
 
猪口に入れてみると、オリが薄っすらと浮かんでいるのが見て取れます。香りは吟醸らしい華やかさが確認できます。香り抑え目にしているとラベルには書いてありましたが、結構出てますねこれは。これはワイングラスのほうが合いそう。
 
飲んでみると、ピリッとした微炭酸がきます。時同じくしてしっかりとした青りんごのような旨味。あらばしりでよくぞここまで旨味があるものです。で、その後少々の間を置いてあの丁度いい辛味。さらにその後スススッと辛味が引いてく。
 
うまい!!正に七賢の味わい。この味は七賢にしか出せんなあ。と納得の一本です。
 
ちょっと温めてみたけど、人肌ぐらいが限度かなと思います。やはり似合うのは雪冷えか冷やが良いですね。
 
更にこいつは、開封後でも冷蔵庫に入れとけばちゃんと旨味を保つんです。勿論開封前に比べたら確実に落ちますし、辛味もちょっと下品な感じになるのですが、それでも美味いんですよ。
 
優秀なプレミアム酒も良いものですがそいつらに負けない、僕の中ではむしろ勝ってる、独自の魅力を持っている一本でした。ごちそうさま。

クーパーで関宿に行った

関宿(せきしゅく)は三重県亀山市にある「重要伝統的建造物群保存地区」(ながい)で、東海道がまだ旅人で賑わっていた頃に栄えた宿場町、なんだそうです。

僕も全く知らなくてツーリングマップを眺めてたらたまたま目に入ったので、いっちょ行ってみるかということで訪れた次第です。

下道で伊賀を抜けるなどしても良かったのですが、天気が午後から怪しいということで新名神と東名阪を使って一気に目的地に向かいます。

近くに道の駅「関宿」があります。ここに車をずっと停めて観光してはいけません。関宿の付近には数カ所の無料駐車場があるので、そこに停めると良いです。

昔の町並みが完全に残っていますね。個人的にここがすごいと思うのは、今も人々がここで生活していることであると思います。京都の祇園は歓楽街なので住んでいるというよりは商売と観光の場、高山のさんまち通りも同じような場所であると思いますが、ここでは今も伝統建築物とともに人々が住み、生きているのです。


郵便を取り扱ってくれるんでしょうか。昔の郵便局ってその地域の有力な人が担っていたようですね(いちいち局を建てるよりも地域で有力な人に頼んだほうが手っ取り早かった)。ここもそうなのかはわかりません。


西側の果てには休憩所が。


中は昔ながらの土間。


そしてなかなか立派な和室が。


誰もいません。貸切状態。お茶を持ってこればよかったなとちょっと後悔してました。


ここで夕方に一杯やりたい。


西側の果てには駐車場も有ります。

途中すれ違ったおばあさんに、ここは11月の初めの日曜日に祭りがある、という情報を頂きました。今はひっそりとしてるけど祭りは打って変わって華やかになるんだとか。その時になったらまた来てね、ということでした。


この宿場町、かなり長いです。ここまで建物が必要だったということは、昔はどれほど賑わったのかが想像できます。これでも最も賑わいを見せていた頃に比べれば少ない方で、案内板によるとかつては家の数が632件あり、陣屋も置かれ、宿屋も42件あったそうです。


関地蔵院。重要文化財の指定を受けています。


ここでは江戸時代から親しまれてきたという「志ら玉」が販売されています。志ら玉っていうのは雑な紹介をするとあんの入った餅です。


夏は冷やして食べると美味しいそうです。6個入り+1個を購入し、1個は歩きながら食べました。


八百屋と思ったけど名前的に魚も扱ってるっぽい?

すれ違った地元のおばあさんは観光に来た一人一人にたいして「こんにちは。来てくれてありがとう」と丁寧にご挨拶をなされていました。


東の果てには鳥居がありました。この鳥居は伊勢神宮式年遷宮をとりおこなった際、古い鳥居を移築するのが習わしだそうです。


ここがこの街の郵便局のようです。それにしてもすごい建物ですね。


和洋で階層を作ってて面白い。

まさか三重の亀山にこんな街があるとは...ずっと関西にいますが全く知りませんでした。恐らく他の多くの関西人も知らないのではないでしょうか?
訪れて感じたこととしては、やはり人がまだ住んでいるということで「伝統とともに暮らす街」というところにこの街の魅力を感じました。また宿場町までは特にそれを感じされるものはなくて、宿場町に入った瞬間に伝統的な町並みがぱっと目に飛び込んでくるのが印象的でした。

一方で、認知度があまり高くないため、観光客がかなり少ないのではないかなと思います。実際、歩いていても観光している方は20人に満たなかったと思います。

伊勢志摩サミットで伊勢志摩が取り上げられ注目されている思いますが、この宿場町も同じように賑わってくれたらなあと思っています。ちょっと伊勢志摩からは遠いですけどね。新名阪を通るなら通り道ではあるので。

あと関係ないけどクーパーの写真撮るの忘れた...

クーパーで三方五湖レインボーラインを走った

三方五湖レインボーラインっていうのは福井県三方五湖にある有料道路です。

距離的に家からちょうど良さそうなので行ってみました。ちなみに通行料は車だと1040円。

道は全般的にこんな感じ。グニャグニャとした登りと下りが続きます。頂上の第一駐車場までに幾つか車を停めれるスポットが有り、そこで海を眺めることができます。

流石に暑いので窓全開で走ってました。開く窓は運転席と助手席の窓だけ。後ろ窓が開かないので風の抵抗が結構きつく感じます。

第一駐車場に到着すると島を一望できます。駐車場はそこそこ広いので難なく停めれましたが、GWなどになるとどうなるかはわかりません。


こういうところにはよくあるロープウェイ。今回は乗りませんでした。


停車して海を眺める。特等席。

去年はあまり海側に行かなかったので、今年は頻繁に行くようにしたいなあ。

高山さんまち酒蔵訪問記

高山のさんまち通りにはたくさんの蔵が軒を連ねている。さらに観光地ということもあり、有料試飲を行うことができる。

 
1軒を残し、ほぼすべての蔵を回ったので簡単なレビューを書いておく。 

原田酒造場

おそらくこのあたりで最も人が入っていた蔵。山車という銘柄の入った暖簾がインパクトを放っている。

試飲のシステムとしては200円払うと冷蔵庫にある酒を全て一杯ずつ飲むことができるというもの。

200円払うともれなくおちょこがもらえるぞ!これで飲む。
 
味としては辛めで、初っ端から最後まで辛みとお付き合いしていくテイスト。辛めといってもそこそこのコクがあり飲みやすい。超辛口みたいなのもあって流石にそれは辛い。しかし安酒の辛さのそれとはもちろん違う。
 
僕はこの蔵が一番気に入った。

舩坂酒造店

原田酒造場の向かい側あたりにある。ここはレストランも持っていて、食事をしながらお酒を楽しむこともできる。
 

酒売り場と蔵の間のおしゃれなお庭で試飲することができる。これは一杯700円ぐらいだったか。この蔵一番の酒らしい。

テーブルには塩が配置されておりつまむことができる。

 

飲んでみると大吟醸の豊かな吟醸香が口いっぱいに広がる。コクは控えめで、淡麗な印象。また辛味はそこそこ強く。香り高い辛めの酒が好きな人はハマると思う。個人的にはもう少しコクが欲しい。とはいえこのお酒がダメというわけじゃない。こんなのは個人の好みの問題にすぎない。

平田酒造場

今回一番驚かされた蔵がここ。試飲スペースはかなり小さめで、店の通り道を試飲スペースにしている、という感じ。奥には樽が置いてあったりするが勿論入ることはできない。

熟成古酒の酔翁。こいつには驚かされた。

古酒独特の香りがかなり抑えられている。飲んでみるとまろやかな旨味が口の中にふわああと膨らんでいく。キレはかなりお上品で、辛味を感じさせずに切れていく。

古酒はなかなか自分ごのみのものを見つけるのが難しいと思ってるけど、これは完全に好み。これほど優秀な古酒はこれまで飲んだことがない。夜中、みなが寝静まった後にゆったりとした音楽を聴きながらじっくりと対話したくなる、そんなお酒だった。

高山で試飲巡りするなら真っ先に向かって欲しい。なにせ1日限定数十杯らしいので。

ちょっと休憩

味噌、醤油を販売している「大のや」。中では味噌汁の試飲ができます。

ちょい濃い目の味噌汁。酒を入れた後ということもあって何杯でも欲しくなる。

あと甘酒みたいなのがあったので注文。

 

この甘酒みたいなものは白酒という名前で、米麹のお酒なんだとか。アルコールは7%と清酒に比べるとかなり控えめ。甘さはかなり強いですが後味はあんまり残らないようになっています。

平瀬酒造店 

観光客で賑わっているエリアからは少し外れたところにある。ひっそりとした蔵に入ると、外との気温差に驚かされる。なにせ外は25度以上であるのに蔵内はストーブを炊いているのだから。どうやったらここまでひんやりとした建物になるんだろうと不思議に思う。

味わいは山車とテイストが似てるけど、もうちょい控えめな味。大きな個性は持ってないけど、ずっと飲み続けるならこれぐらいがちょうどよいのかも、と思いながらクピクピ飲んでいた。ぜひ一度料理と合わして飲んでみたい。

二木酒造

入り口の広い土間から左に上がると試飲・購入スペースがある。

ここにもストーブが見える。稼働はしてなかったけど。

4種類ぐらいあって一杯200円とかで飲める。

この蔵は他の蔵と比べると際立った特徴がある。それは辛さ控えめであるということ。今回周った蔵の中では最も飲みやすい酒質だった。日本酒初心者にはここのお酒か、原田酒造のお酒をおすすめしたい。 

川尻酒造場 

熟成に力を入れている蔵らしい。ここでも古酒を一つ頼んでみた。流石に酔翁ほどのクオリティは無いが、なかなかに親しみやすい古酒。古酒初心者でも結構行けるんじゃないだろうか。

他にもいくつかあったのでちゃんと評価するならそれも飲まないと行けないんだけど、この辺りでそろそろお腹いっぱいになってきた。

総評

酒は地域で味が完璧に決まってしまうものでは無いけれど、やっぱりその地域ではやってる味みたいなのはある。京都伏見の蔵もそうだし。

で、この高山においては、全体的に起承転結全てに辛味を置いたお酒が多い印象を受けた。高山の郷土料理「朴葉味噌」と合わせると結構イケるんじゃないだろうか。

「最近の酒には辛味が少ない!!すっきりして甘いだけやん!!」という人はこの高山のお酒はあっているかもしれない。

もし次行くことがあれば、お酒と郷土料理をセットで楽しんでみたいなと思う。