第8回伏見の清酒新酒蔵出し「日本酒まつり」に行ってきた

 こんなイベントが開催されたので行ってきました.

http://japan-attractions.jp/ja/alcohol/8th-nihonshufes-fushimi/

 このイベントでは「きき酒会」と「蔵元イベント」に分かれており,「きき酒会」のみ事前にチケット購入が必要でした.しかし「きき酒会」のチケットはやたら人気ですぐに売り切れ.購入に失敗したので,今回は「蔵元イベント」のみの参加となりました.

富翁

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まず最初に行った蔵は富翁.ここでは500円できき酒券を購入することができます.

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 この券を使ってブースに向かい,そこでお酒と引き換えます.大体1杯1枚ですが,グレードの高いお酒の場合は2枚で1杯のお酒となります.

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 お酒と引き換えに富翁のお猪口もついてきて,そのお猪口にお酒をついでもらいます.立ち飲みするためのテーブルも用意されており,そこで各自おつまみを展開して飲むことができるようになっています.

 ここでは4杯飲むことができました.伏見の酒は甘口の傾向があり,富翁も甘口ではあるのですが,程よい辛味もあり,酒飲みの人でも楽しめる蔵であると思います.

 

桃の滴

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 お次は女性に人気の高い桃の滴.ここでは1000円で入場券を購入し,お猪口と3杯分のお酒,酒粕がもらえます.

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 写真では見難いですが,バンドが演奏を行っていて,演奏を聴きながらお酒を楽しむことができました.

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 おつまみを展開.これは僕が用意したのではなく,一緒に参加した方が手作りで作られたものです.めちゃくちゃ美味かった.あとすごく豪華なのでみんな見てくる.

 

 桃の滴はやはり女性向けなお酒ですね.今回は新酒ということもあり,非常にフレッシュで,酵母が作り出す炭酸と,豊かな甘味,ほのかな桃のような香りを楽しむことが出来ました.ここでは3杯飲んで次の蔵へ.

 

英勲

 最後は英勲.古都千年で有名ですね.

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 英勲は1000円で1000円分の金券を買うシステム.おちょこはついてきませんが,しぼりたての生原酒が無料でついてきます.ラインナップは一吟,古都千年,醪音,リンゴのリキュールなどなど.一番高いので一吟の500円で,それ以外は300円とか200円とかでした.100円で甘酒もありました.熱燗もあったようです.

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 立ち飲みエリア.ここでもバンドが演奏されてました.個人的にはビールが欲しくなるような曲でした.

 ところで,英勲では「きき酒チャレンジ」なるイベントが開催されていました.300円払うと参加できます.

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 はじめにここでそれぞれのお酒の味を覚えます.酒の種類は5種類.日本酒だけではなくリンゴのリキュールもありました.メモ欄付きの解答用紙が配布されるので,適当にメモをとることができます.僕は「古酒っぽい,綺麗,たよりない,原酒っぽい,リンゴ」などという暗号を書いてました.

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 味を覚えたら次の部屋へ.それぞれの酒はどの酒なのかを解答欄に記入します.リンゴのリキュールは酒の色でわかるので飲むまでもありません.原酒は最もずっしりくるのでわかります.最も豊かな風味は古都千年.後の2つは結構迷いましたが,最も味わいが淡白(たよりないってメモしたやつ)なのが辛口で消去法で残りを記入.

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 うまくいきました.景品はリキュールで,りんごかぶどう,どちらかを選べます.

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 こんなやつ.みんなで味わったほうが楽しいので一緒に参加した皆様にふるまいました.

 英勲では通常のきき酒,きき酒チャレンジ,リキュールとか,あと現地で4合瓶買って飲んだりしていたので,何杯飲んだのか覚えてないです.

 ちなみにきき酒チャレンジに参加するとお猪口を配布され,そのまま持って帰れます.そのため,今回のイベントで手に入れたお猪口は3つになりました.

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 これは嬉しい.桃の滴が最も大きく,英勲が最も小さかったです.富翁位の大きさが個人的にはちょうどいいかな.

 

参加の注意点

 今回参加してみて,こうすれば楽しく飲めるだろうという学びがありました.

「きき酒会」チケットは素早く確保しよう

  • 一瞬で売り切れます.販売開始次第直ちに確保すべきです.

朝からいこう

  • 蔵元イベントは結構早めにお開きになります.ぜひ朝から現地入りし飲み始めましょう.僕らは朝11時に集合したので堪能出来ました.

つまみを用意する

  • 必ずつまみを用意しておいたほうが良いです.酒会場で買ったりはできますが,やはり予め用意しておくのがベストです.あるかないかで楽しさが全然違います.

傘を用意する

  • 基本的に屋根のない場所で飲むことになり,万が一雨が降ると相当辛くなります.今回は参加中に雨が降ってきて,雨の中飲んでいましたが傘があったので助かりました.今日は大丈夫だと思っていても必ず用意していくべきです.

じっくり適量をのもう

  • きき酒は一杯の量が少ないため,スッと飲んでしまいがちです.しかしいろんな蔵を回るとなると,酒の量は結構なものになります.日本酒はペースを間違えると,後からいきなり悪い酔いが来る傾向にあるので,じっくりと時間をかけ,味わって飲みましょう.各蔵には和らぎ水(チェイサー)も用意されているので,適宜水を飲むのも効果的です.水のペットボトルを持参するとなお良いです.

 

 格安で伏見の日本酒を楽しめる「日本酒まつり」.日本酒好きならきっと満足できるイベントであると思います.興味のある方はぜひ来年参加してみてはいかがでしょうか.