よなよなリアルエールを飲んだ

ヤッホーブルーイングから限定販売された「よなよなリアルエール」を飲んでみました。

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よなよなリアルエールは非常に賞味期限が短く、最長でも4週間ほどの期限が定められています。また、期限に近づくにつれ熟成し、味わいも変化していくとのこと。

 

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ピルスナーグラスに注いでみました。印象的なのが非常にきめ細かい泡。ギネスも泡には定評がありますが、それ以上かも。色合いも美しい。

 

さて、意気揚々と飲んでみると全く味がない。泡、香りはとても良いのですが、とにかく味わいがなさすぎる。「なんだこれ...こんなのがリアルだっていうのか...」と絶望しましたが、こういうビールは温度変化で味わいが変わるに違いない。そこで冷蔵庫から出してすぐ飲むのはやめて、少しぬるめにすることにしました。

 

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ぬるめのお湯につけています(加熱し続けているわけではない)。めちゃくちゃだなあと思いながらも、これくらいしないとぬるくならない。

 

 気を取り直して、それなりに冷たさが残る状態で飲んでみました。するとこれまでは息を潜めていたコクがはっきりと感じられるようになり、冷えた状態とは全く違う味わいに。これなら「よなよなエール上質版」と言われても納得です。

 

 常温で飲むビールも珍しくないので、試しに常温程度の温度にもしてみました。すると今度はコクはあるものの、爽やかさが大幅に失われてしまいました。よなよなリアルエールの味わいは、この爽やかさも大切な特徴と思われますので、この選択は間違っていたのだなと思います。

 

「よなよなリアルエール」は、一番美味しいベストな温度を理解し、調整することが必須であり、さらに他のエールビールと比べ、調整が少々シビアなビールであるという印象を持ちました。適当にビールを飲んでいる人へではなく、様々なビールを味わい、楽しんでいる方にこそ相応しいビールに仕上がっているのだと思います。エールビールに興味のある方は、是非試していただきたいです。

 


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