marvericksでxcode-select --install したいけどできなかった場合
こんな事態になっている人,いったい世界で何人いるんだろう.
ある日,`brew doctor`してみると,こんなエラーが出てました.
Warning: No developer tools installed. You should install the Command Line Tools. Run `xcode-select --install` to install them.
ああはい,xcode-select --installすればいいんでしょ,と思って実行してみると実行できない.というか,そんなオプションは無いという結果が返ってくる.
なんだこれはと思って,じゃあ`xcode-select --version`でxcode-selectのバージョンは何かと見てみると,`2003`と返ってきた.会社の同じチームの人のxcode-selectのバージョンは`2333`だったので明らかに古い.
じゃあこれを何とかしてバージョンアップしたい.でも,xcode-selectのバージョンアップなんてどこにも情報がない.そもそもxcode-selectってXcodeに付属しているものなのか,もともとOSに入っているのか,それ以外の何かなのか何もわからない.あとなんで僕のマシンだけ古いバージョンが古いのかも理解できない.
xcodeを入れなおしてみたけどバージョンに変化なし.コマンドラインツールを入れなおしても変化なし.コマンドラインツールを初期化してくれるシェルスクリプトとかネットにあったけど,実行すると「コマンドラインツールねーぞ」って言われる
.
もうよくわかない.
おもむろにxcode-selectが一体どこにあるのか見てみると
% which xcode-select /usr/bin/xcode-select
`/usr/bin`以下であることがわかった.そこのxcode-selectのファイルの作成日時を見てみると
なんか明らかに古い.今のOSはmarvericksで、mountain lionからのアップデート.なんかもしかしたら,アップデート時になにか失敗してて,やたら古いファイルが残っているのでは?という話になってきた.
試しに`/usr/bin`以下のファイルの作成日時見てみると
もうなんか色々古い.2011年...
これはOSアップデート時に色々とおかしくなったと言う予想で,OSを再インストールした.MacのOS再インストールは,どこかのOSと違ってユーザが作成したファイルを削除しないので気軽にやってみた.結構時間かかって1時間以上はかかっていた.
再インストール後,xcode-selectのバージョンを見てみると
% xcode-select -v xcode-select version 2333.
と表示され,`xcode-select --install`を叩くと
ようやくそれらしいのが動き出し,brew doctorで「xcode-select --installせよ」と言われなくなった.
ちなみに再インストールすると,これまでhomebrewでインストールされたものは残っているものの,実行しても見つからないという事態が起きた(rbenv -vとかしても「無いよそんなの」ってなる).brew listしてみるとちゃんとあるようにみえる.これはbrewでインストールしたものを抹消して,もう一度インストールすると解決した.
※ここにある問題は全てid:cockscombさんによって解決されました.僕何もしてません.本当にありがとうございました.