2019年京都サイゼ飲み最前線

格安で飲める「サイゼ飲み」は数年前から話題となり、静かなブームとなった。その後サイゼリヤに続く形で「びくドン(びっくりドンキー)飲み」「バーミヤン飲み」など、ファミレスでの飲酒事例が続いている。昨今では一時期ほどのブームはないが、ファミレス飲酒行為は一定の市民権を得ていると言って良い。

ところで僕は京都に住んでいるのだが、京都の人間がサイゼ飲みをするならどこが良いだろうか?それは「京都四条烏丸」一択であると断言して良い。なぜかというとこの店舗は京都唯一の「ワインが豊富」サービス実施店舗だからである。このサービスを行っている店舗は通常のサイゼリヤとは異なり特別なワインリストが用意されていることを表している。そもそもサイゼ飲みが流行した背景にはこのワインリストの存在があり、それを体験できるのは京都だとここだけなのである。

ワインサービスがあるかどうかはサイゼリヤ公式ホームページで検索できる。店舗リストの各行の最後に「ワインが豊富」というマークが有る店舗が該当する。

www.saizeriya.co.jp

今回チョイスした店舗は京都市営地下鉄四条駅にアクセスする途中にある。飲んだあとにもすぐに電車に乗れるという異常なまでの好立地である。

噂のワインリストの今

さて、なにはともあれワインである。ワインサービス提供店ではワインリストが存在しており、店員に「ワインリストください」というと奥からリストが出てくることから裏ワインリストとも呼ばれていた。だが現在(もしくはこの店舗のみの事情かもしれないが)では普通にワインリストが席に備えられている。

ポップなデザインでレギュラーメニューの顔をしているためもはや裏な感じはない。念の為店員に聞いてみたがこれだけとのことであった。ラインナップも昔ほどないようである。少し残念だが致し方ない。とりあえずこの中で一番高い赤ワインを頼んでみる。

レアレとかいうやつがきた。ここはファミレスなので頼んだワインについて教えてくれる人間がいない。メニューとラベルがすべての情報である。詳細が不明。 飲みまくって破滅したい場合は「マグナム」を注文するとよいだろう。1.5リッターで1100円という破格である。狂っていると言って良い。

安ラインナップに紛れる高級フード

食べ物については、まず「エスカルゴのオーブン焼き」。399円。それとフォッカチオ。199円。

エスカルゴのオーブン焼きはアヒージョみたいなやつでパンを付けて食べるのをすすめる。フォッカチオが意外に美味しい。目隠しして食べたら誰も199円だと思わないであろう。

さて、現在(2019/12/21)サイゼリヤではとある目玉メニューが話題である。一つは「あったか具だくさんポトフ」でもう一つが「アロスティチーニ」である。どちらも食べたかったのだがポトフは売り切れてしまったため、「アロスティチーニ」のみ注文。 「アロスティチーニ」は399円する。焼き鳥屋ではそれでも安い気がするがここはサイゼリヤなので量を考えると富豪の食べ物である。サイゼリヤには「ハンバーグステーキ」があるがそれと同じ値段ということを考えると強気の価格ということがわかるだろう。学生の頃は間違いなく選ばなかった一品だが、いまや社会人となった僕にとってはもはや恐れるに足りない。一緒についているスパイスはクミンのような味がする。つけて食べるとなかなかうまい。ちょっくらジャンキーな味だがそれが逆に良かったりするのだ。

「フリウリ風フリコ」。299円。フとリが多い。ポテトグラタンのような料理である。ワインとチーズは確実に合うのであると嬉しい一品。

「ハンバーグステーキ」399円。スパム(英語: SPAM)のような味がする。手放しにうまいと言える品ではないが、399円で肉の塊、ポテト、目玉焼きが食べることができるのは大きい。

会計は?

今回の会計である。意外と高いと思ったかもしれないがボトル一本頼んでいることを思い出していただきたい。またこの価格は二人分であるために2で割れば2100円程度である。ボトル一本頼んでこの価格は驚異的と言える。

また安さは勿論だが、以下の点もメリットとして上げることができよう。

  • 席が広い
  • 大体冷凍なのでやたらと早くフードが来る
  • 子どもも入店可能

勿論所詮はファミレスなのでフードは手放しに美味い!!とは言えないが、ファミレスで飲むというエンタテインメント性には惹かれる方は多いのではなかろうか。また社会人になってから行くと富豪プレイができて愉快である。気軽に行けるので、興味のある方はぜひ体感してほしい。あと他にも面白いファミレス飲みがあればぜひ聞かせてもらいたいところである。

2019/12/24 追記

サイゼリヤがサイゼリバーミヤンがバーミンになってので修正しました。申し訳ない。許してほしい。