EV車で楽しさを感じた日

EV化がおし進められている昨今。エンジンがモーターになることについて、結構がっかりしている人は多い印象です。自分もそうだったのですが、数年前に電気自動車のトミーカイラZZに乗って完全に印象が変わりました。


ピュアスポーツの名の下に生まれた京都発の純国産本格スポーツカー<Tommykaira ZZ>


踏んだ瞬間にあふれる爆発的なトルクが放つ強烈な加速。怖すぎて全然踏めないと思わせるスピード感。ミニクーパーF56で感じていたシングルターボ192馬力を古臭く感じさせるフィールには驚きを隠しきれませんでした。


やはりモーターの踏んだ瞬間即最大トルクが出る特性と滑らかさは素晴らしいです。一度アレを体験すると、どんなガソリン車でもあのフィールには絶対に敵わないだろうと思ってしまいました。もちろん、トミーカイラZZのような割り切ったマシンだからできることで、通常の航続距離とか考えていくとこういう化け物にはならない気はしますが、モーターが楽しいと感じてしまった衝撃は大きかったです。


誤解のないように言っておくと、エンジン車ならではの魅力は当然あるし僕も好きです。今乗っている車もエンジンのフィールが良いので購入したわけですし。バイクは問答無用で MT に乗ります。モーターにいい音なんてありませんし。ただ EV って、環境のためにやむを得ず移行するみたいな空気感がある気がしていて、自分もそうだったのですが、一度体験すると車好きのためにもあるものだなと実感できるのではないかなと思いました。


航続距離を伸ばすために重いバッテリーとかエンジンを載せないといけないため、即座に手の届く楽しいピュア EV が現れる!というわけにはならないでしょうが、今後現れてくる EV が車好きをはねのけるというのはまったくないと思っており、未来に(勝手に)希望を持っています。


EV シフトしてしまうと MT の存続はもはや時間の問題感がありますが。最近では回生ブレーキを強めるレバーが付いてたりしますが、そういうものを使った新しい操作が今後伸びていくのかもしれません。

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