MAZDA3 FASTBACK 15S Touring(AT) 納車しました

こちらは納車時の軽い感想記事です。詳細なインプレッションはこちらをご覧ください
funnelbit.hatenablog.com


MAZDA3 FASTBACK 15S Touring 納車しました!!!


MAZDA3 FASTBACK にした理由

F56(ミニクーパー) を持っていた時代と違って、自分一人だけが満足できるクルマではなく、生活にある程度使えるクルマというところを考えなければなりませんでした。荷物がある程度は乗って、助手席にも必ず人がいる前提です。後席もある程度のスペースが有り、荷物を乗せたり人を乗せたりします。家計を考えてハイオクはだめでレギュラーガソリン、価格は全部合わせて300万以下にしたい。


はい、こういうと「ミニバンにせよ」と言われるのはわかっています。よくわかっているです。それでも自分は、どうしても走りを諦めたくなかった。僕はもともとハッチバックのクルマが好きなので、できればハッチバックがいいなあと思っていました。せっかく大金を出すのだから、持っていて誇らしげになれるというか、ある程度の趣味性があるクルマがほしかったのです。


SUV も最近沢山出ていて考えましたが、この価格帯のものだとプラットフォームをハッチバックと共有している物が多く、SUV として腰高になったとしても後席や荷室がそんなに広くはないので、SUV というスタイルが好きでないなら別に積極的に選ばなくて良いかなという思いになりました。


かなり色々考えましたが、結局の所少し大きめのハッチバックであればそれなりに便利に使えるんじゃないかと思って、ハッチバックを中心に選ぶことになりました。海外のクルマは予算オーバ、よって国産に絞って選んでいきました。

荷物が乗り、後席にも人を乗せることができる予算内のハッチバックは 2021/06/01 時点で、MAZDA3 以外にもいくつかありますが、MAZDA3 FASTBACK は

  • 素晴らしいデザイン
  • それなりの後席の居住性が有る
  • 荷物も結構載る
  • 運転した感じもよく所有感を満たせる
  • 値段がどう考えてもお買い得プライス

であったので MAZDA3 FASTBACK に決めました。

15S Touring にした理由

装備を考えると価格が安いっていうのはもちろんなのですが、そもそも1.5リッターエンジンの走行フィーリングが思っていたよりも良かったというのが大きいです。


僕は前にミニクーパーS(F56)に乗っていました。この車は馬力が192馬力あって、ターボも付いているので素晴らしい加速を楽しむことができました。今でもあのパワーが忘れられず、乗り換えるなら絶対にパワーのある車にすると思っていました。しかしミニクーパーのようにもりもりパワーのある車は新車で200万円代では存在しません。ですのでパワーをある程度妥協して車選びをすることになりました。


結局MAZDA3に落ち着いたのですが、エンジンが4種類あります。1.5リッターガソリンエンジン、1.8リッタディーゼルターボエンジン、2.0リッターガソリンエンジン。そして夢のエンジンとされるスカイアクティブX。


スカイアクティブXは価格がめちゃくちゃ高いので論外。ディーゼルはずっと前に試乗したのですが、GT的なゆったりした味付けが自分には合わなかったのと値段が高いのでやめました。そして1.5 か 2.0 で迷いました。


はじめは絶対に 1.5 を選ぶことは無いと思っていました。だって111馬力しか無いんですよ。めちゃくちゃ遅いじゃないですか。2.0 だと 156馬力あるので、どう考えてもこっちだろうと思っていました(今思えば予算に収まるかは不明ですが)。しかしながら実際に 1.5 に試乗してみるとエンジンの出来がとても良かったのです。


この 1.5 ですが、パワーは正直無いですが普段の道でそれを感じることはないです。パワー不足が現れるのは高速道路などで思い切り踏んで追い越し加速したときですが、パワー不足であるもののエンジンのフケが良くて踏んだら気持ちが良い。これにスポーツモードが加わって爽快感のあるフィールとなり、全くイライラしないので全然問題ないなと感じました。


またフロントの軽さが素晴らしく、ひょいひょい鼻先の向きを変えてコーナリングできてしまうフィールがとても気持ちよく、エンジンのフケの良さと相まってロードスターに乗って感じた楽しさと似たものを感じ(全く同じとは言えません!流石にこのあたりはロードスターにはかなわない)、普段使いでも楽しさが溢れているなと感じました。


本当は 2.0 も試乗して決めるべきですが、インプレを見てもそこまでパワーが有るわけではなく、普段使いで余裕があるエンジンという具合。もっとパワーがほしい、というインプレもちらほらあるので、パワーがほしいとおもって飛びついても「こんなものかあ」で終わりそうでした。比較対象が192馬力なので当たり前です。


常識的な速度域でパワーがすぐほしければ MT モードでギアを落とせばよいし、スポーツモードもある。どうせパワーがミニクーパーSよりも遥かに劣るエンジンに乗るのなら、ガンガン回して鼻先が軽いクルマを操ったほうが楽しめるほうが面白いのではないか。それに昔と違って一人で乗るわけではないので、パワーをもりもり使って飛ばすとかもないよなあと思って 1.5 に決めました。

ただまだ本格的に踏み込んでいません。現代のクルマは慣らし運転不要と言われていますが一応慣らしをしているからですね。回転を厳密に決めてるわけでは有りませんが3000回転ぐらいを上限にするようにしています。また慣らしが終わったら詳細なレビューをしようと思います。

ソウルレッドクリスタルメタリックにした理由

マツダの赤っていうのはほかのブランドにはない品のある赤色で、これはこの価格帯のクルマではマツダでしか体感できないだろうと思い決定しました。6万6千円しますが価値があるものだと思います。ただポリメタルグレーメタリックもかなりかっこいいので迷いました...こっちは追加料金かかりませんし。

つけたオプション

360°セーフティパッケージ

15S Touring につけれるメーカオプションはこれしか有りません。内訳としては駐車時などに上から見下ろすようにカメラ映像を確認できる「360°ビュー・モニター」とドライバーが居眠りしていないかシステムがカメラでチェックする「ドライバー・モニタリング」がついています。
正直このオプションはほぼ必須と言っていいと思います。ファストバックは後ろの見切りが非常に悪く、運転になれていても斜め後方が全然わかりません。バックカメラが標準でついていますがバックカメラだけでは心もとないです。多くの人がこう感じると思っており、ということはリセール時にもこれがついているといないでは結構変わると思うので、必ずつけることをおすすめします。

ドラレコ・ETC・レーダ探知機

すべて自分でつけました。取り付けはこのあたりを見て行いました。

www.youtube.com

www.youtube.com

diy-kuruma.com

car-support.jp

MAZDA3の難しいところは、車内ヒューズボックスにACC電源のヒューズが無いということです。

bbs.kakaku.com

エンジンルームにはありますが、エンジンルームから電源をとった後に車内に引き込む必要があるのでやってられません。よって様々なオーナがやっているように、車内の BCM 配線からエレクトロタップで割り込みして取得するという方法を取らざるを得ません。ディーラのメカの人にも聞きましたが、ここで正解とのことです。

この線かなり細く、一度割り込みが不十分で取り付け後しばらくしたら断線してしまい、その時は原因がわからずディーラのお世話になってしまいました(素人の施工ミスに対応してくださって助かった...)。この線が断線すると当然 ACC 電源につながっているドラレコなどの電源が入らなくなるほか

こういった警告が出てきます。

あと注意点ですが、リア上部にドラレコを付けるとノイズが発生し、AMラジオをまともに受信できなくなります。機種によってはそうはならないのかな?位置をリアウィンドウ下部にすれば行ける気がしますがAMラジオを僕は聞きませんし、AM はどうせ終わりを迎えるので

av.watch.impress.co.jp

このままで良いやと思って放置しています。場合によっては TV にも影響があるようなのですが、今のところ受信できています。

ドライブレコーダー(Yupitel SN-TW97c)

www.yupiteru.co.jp
夜間でもナンバーを記録できそうなSUPER NIGTHという機能を謳っている SN シリーズです。前後2カメラある製品で、やすかったのでこれにしました。2万円でした。

ETC(Panasonic CY-ET926D)

panasonic.jp
自分で ETC を付ける人は大体これではないでしょうか?安いし。セットアップはディーラに持ち込むことでもやってもらえますし、ネット販売店でもお願いできます(無理なショップもあります)。ディーラに持ち込む場合、車体に予め付けておく必要があって、僕は取り付けしたらすぐに使いたかったのでショップに依頼しました。本体にセットアップ料も入れて8000円ぐらいでした。

レーダー探知機(COMTEC ZERO 302V)

www.e-comtec.co.jp
貰い物なのでよくわかりませんw

納車してみて

MAZDA3 はデザインと内装以外は結構魅力がわかりにくいです。車好きからは「デザインは良いけどスペックが低い」「走りに刺激がない」と言われ、そうでない人からは「荷物が載らない」と言われるのではないかなと思います。僕も1車好きとして「スペックが低い」「走りに刺激がない」と思っていました。しかしこのクルマ、噛めば噛むほど味が出るスルメの如くしばらく乗り続けていると「なるほど!!」と思える魅力を持っています。マツダが何故他のメーカーのように刺激重視のマシンを作らないのかが、しばらく乗るとようやく理解できます。荷物も思ったより載りますよ!そしてデザインが素晴らしい....デザインの要素がここまで所有欲を満たしてくれるとは。


まあもともとバイクもパワーより操作性という人間なので、マツダの思想と相性が良かったということでしょうか。とりあえず細かいことは慣らしを終えてからまた書いていきます。MAZDA3オーナとして今後もよろしくお願いします。