「七賢 純米大吟醸 田舎酒屋の酒」を飲んだ

友人から頂いた七賢(ほんとありがとう🙇)!!今回は純米大吟醸の火入れ。

精米歩合37%まで磨かれた贅沢な一本です。酒米は「夢山水(ゆめさんすい)」。この酒米のお酒は初めてかも。

飲んだ第一印象は「若い!」でした。火入れとは思えないフレッシュさ、37%磨いたとは思えない豊かすぎる青りんご風味のコクがあります。

ちょっと酔った状態で「これは生酒です」と言われて差し出されたら、うっかり信じてしまうかもしれません。

このお酒の特徴としては、辛味と甘味の絡み方でしょうか。

これまで飲んできた七賢の生酒とは違い、辛味が常に感じられ、最後に生き残るのも辛味なのですが、この辛味が甘さと美味いこと交じり合って、より一層の旨味を引き立てています。

イカに塩をかけると甘さがますというのがあるじゃないですか。ああいう感じです。

キリッと辛いわけでは無い、絶妙な辛さによって、このような味わいを出すことに成功しているのだと思われます。

このお酒、全体的な味はかなり派手で、(変な表現ですが)まるで恐れを知らない高校生のようにエネルギッシュなのですが、開封後一週間ぐらいすると全体的にかなりまろやかになり、安心感のある味わいになります。まるで高校生が社会人10年目ぐらいになったかのよう。僕は最近は派手な酒でない方に好みが傾いてきているので、後者のほうが好みではあります。

純米大吟醸でしっかりと旨味を感じれる酒が飲みたい!という方には間違いなくおすすめの一本です。スイスイ飲むのではなく、夜、静かなところでじわじわ飲みたいお酒です。

やはり七賢は美味い!!ごちそうさまでした。